FXの取引を行なう際に必要になるコスト。どんなに取引が上手くいって稼ぐことができても、コストがかさんでしまうようでは手元に利益をしっかりと残すことができなくなってしまいますよね。
こんなことにならないために、FXで取引を始めるときにはしっかりとしたコスト感を持つことが必要になってきます。
そこで、FXの取引の中で必要になるコストである、スプレッドについて確認しておきましょう。
スプレッドとは、通貨を売買する際の売値と買値の金額の開き幅のこと。通常、外国為替市場の為替レートは、買値と売値の2つの値で表示されています。取引の中で通貨を売買する際には、購入価格(BID)と売却価格(ASK)には差額があり、この差額がトレーダーにとってのコストになります。
このスプレッドは、「米ドル/円89.15~89.17」というように2wayプライスという方法で表示され、この例の場合はスプレッドが2銭ということになります。
スプレッドはリアルタイムで変動している市場のレートとは違い、売値と買値は各FX会社が独自に設定しています。設定に関しては完全固定性を採用している会社もあれば、相場のそのときどきの状況に応じて変動する変動相場制を採用しているところもあります。
FX会社はこのスプレッドの中から利益を確保しているため、最近は取引手数料を無料としている会社が増えてきています。
しかし、手数料が無料だということだけに浮かれてはいけません。
このスプレッドもコストであることに変わりはないので、手元に利益をしっかりと確保するために、できるだけスプレッドの小さい会社を選ぶようにしたいものです。