今やインターネットを介して多くの人が取引をするようになったFX。でもこのFX取引の仕組みがどのようになっているのか、あなたはご存知でしょうか。
FX取引で利益を出す仕組みがいったいどのようになっているのか、わかりやすい例を挙げて見ていきましょう。
FXは異なる2つの通貨を往復交換させることで利益を得る投資法です。
たとえば、1米ドル=90円で円を米ドルに交換したとします。
その後、為替相場が1米ドル=92円になったところで、その円をドルに戻すと手元に92円入って2円の利益が出たことになりますね。
この逆のパターンで円高・ドル安の状態で取引を行なうと、損失を出してしまうことになります。つまり「日本円で米ドルを安く買って、米ドルが高くなったら売る」という取引を行なえば、利益を確保できるというわけなんです。加えて、FXではまだ所有していない通貨を売って別の通貨を買う、「円安で売って円高で買い戻す」という売りから入る取引も可能となっています。
そのため、為替相場のさまざまな局面で効率よく利益を得ることができるようになっているのです。
またFXでは、FX特有の金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売るときに発生する金利差であるスワップ金利も、利益として受け取ることができます。
この場合も逆に、高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買った場合にはスワップ金利を支払わなければならなくなるので注意が必要です。
このように、FX取引で利益を得る仕組みは一通りではありません。他の投資法と比較しても、とても効率よく利益が得られる投資法であると言えるのです。